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百姓から見た戦国大名 [本・読書]

今回は本の紹介をしてみようかと思います。(只単にカメラネタが切れたのです……。)

戦国時代と言えば真っ先に思い浮かぶのは織田信長、武田信玄、上杉謙信などといった戦国武将たちでしょうか?
私もそういう手合いでして、学生の時分は戦国武将を扱った歴史小説を読んだりしていました。
現在では歴史研究も様々な発見・進展があり、学生時代に学んだ常識が変わってきているのだそうです。

例えば学生の頃に下克上の典型として挙げられた「北条早雲」(正しくは伊勢盛時なのだそうですね)は、一介の浪人ではなく、備中伊勢氏を出自として室町幕府の将軍側近を務めていたというのが有力な説なのだそうです。

さて、前置きのほうが長くなりましたが、私が紹介するのは「百姓から見た戦国大名」(黒田基樹著、ちくま新書)です。
この本は戦国時代を支配者層である戦国大名からの視点ではなく、村人側からの視点から捉えています。
「義将」とされる上杉謙信の関東出兵の一面や戦国時代の農民の強かさは、私にとっては驚きであり、たいへん興味深く読ませて頂きました。

戦国大名といえども、領国の安定と発展の為に領民を疎かにはしていなかったのですね。

あぁ、有権者を欺いて議席に就いたセンセーがたにも見習って欲しいものです。


百姓から見た戦国大名 (ちくま新書)

百姓から見た戦国大名 (ちくま新書)

  • 作者: 黒田 基樹
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 新書



タグ:日本史
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