Minolta X-7 レストア編 【其の弐】 [カメラ・写真]
【其の壱】 からの続きです。
古い一眼レフのトラブルとしてよくあるのが、劣化したモルトによるプリズムの腐食です。
X-7も多くの固体が、このプリズムの腐食の為にジャンクとして扱われてしまう悲劇に見舞われています。
↑X-7から取り出したプリズム。 劣化したモルトがベッタリと。
↑のぞくと蒸着面には腐食にやられた痕が帯のように。
これではピントを合わせるのは厳しいですし、なによりもファインダーを覗いた途端にガッカリしてしまいます、
↑こちらが元凶の劣化したモルト。メーカー側としても、まさかモルトがこんな悪さをするとは思ってはいなかったでしょう……。
↑とりあえず、新しいモルトに貼り替えます。
さて、腐食してしまったプリズムですが、レストアの情報を公開してくださる先人方の情報ではスパッタリングミラーを貼り付ける等、いろいろな方法で機能回復が図られています。
中には銀鏡反応を使う猛者もいらっしゃいますが、私にはそんな危険なことは出来ません。
そこで人柱も兼ねてホームセンターでたまたま見かけた 「アクリサンデー ミラー調スプレー」を試してみました。
※結構なお値段ですが……。
腐食したメッキ部分を綺麗にした後、ミラー調スプレーで塗装して最終的には黒い塗料を上塗りしました。
↑結果はこんな感じです。
暗い帯が目立ちますね。(´ヘ`;)ウーム…
でも、明るいところでは意外と目立ちません。
今後の経過は不明ですので、様子を見ていきたいと思います。
※本ブログの趣旨は、カメラの安易な分解を推奨するものではありません。
ブログ主のような素人がカメラのレストアを行うにあたっては、高いリスクを伴います。
大切なカメラの修理・点検は、プロにご依頼されることをお奨めいたします。
古い一眼レフのトラブルとしてよくあるのが、劣化したモルトによるプリズムの腐食です。
X-7も多くの固体が、このプリズムの腐食の為にジャンクとして扱われてしまう悲劇に見舞われています。
↑X-7から取り出したプリズム。 劣化したモルトがベッタリと。
↑のぞくと蒸着面には腐食にやられた痕が帯のように。
これではピントを合わせるのは厳しいですし、なによりもファインダーを覗いた途端にガッカリしてしまいます、
↑こちらが元凶の劣化したモルト。メーカー側としても、まさかモルトがこんな悪さをするとは思ってはいなかったでしょう……。
↑とりあえず、新しいモルトに貼り替えます。
さて、腐食してしまったプリズムですが、レストアの情報を公開してくださる先人方の情報ではスパッタリングミラーを貼り付ける等、いろいろな方法で機能回復が図られています。
中には銀鏡反応を使う猛者もいらっしゃいますが、私にはそんな危険なことは出来ません。
そこで人柱も兼ねてホームセンターでたまたま見かけた 「アクリサンデー ミラー調スプレー」を試してみました。
※結構なお値段ですが……。
ミラー調スプレーMS80 80mL【造形素材・図工・生活 アクリル素材・塩ビ素材】B09-3400
- 出版社/メーカー: 学校教材の専門店 美工社
- メディア: おもちゃ&ホビー
腐食したメッキ部分を綺麗にした後、ミラー調スプレーで塗装して最終的には黒い塗料を上塗りしました。
↑結果はこんな感じです。
暗い帯が目立ちますね。(´ヘ`;)ウーム…
でも、明るいところでは意外と目立ちません。
今後の経過は不明ですので、様子を見ていきたいと思います。
※本ブログの趣旨は、カメラの安易な分解を推奨するものではありません。
ブログ主のような素人がカメラのレストアを行うにあたっては、高いリスクを伴います。
大切なカメラの修理・点検は、プロにご依頼されることをお奨めいたします。
Minolta X-7 レストア編 【其の壱】 [カメラ・写真]
このままでは後味が悪いので、なし崩し的にX-7のレストアに突入します。
分解手順はXG-Sの時とさほど変わりません。
手抜きのように思われるかもしれませんが本当です。
↑XG-Sから外したシャッターユニットです。
X-7のものとは微妙に異なりますが、流用できるのは流石です。
改めて確認しますと、シャッター幕はドラムに両面テープか何かで貼られていたようです。
外れたシャッター幕とギアに噛まれたリボン以外に問題点は無さそうでした。
↑手持ちの両面テープをシャッター幕に貼り付けたところです。
この後ドラムに貼り付けて強度を確認しましたが、幕のテンションが掛かる方向に限っては充分な強度があるようでした。
ユニットとしてそれらしくするためには、結局バラして調整する必要がありました。
リボンはギアに噛まれていましたが、致命傷を負ってはいないようで一安心。
↑ソレノイドや接点のあるユニットを外すには、ここの2つのネジを外せばいいはず。
↑と思っていたら、上にもネジがありました。
左下のバネは灰色の樹脂パーツ(制御カム)の上にあったもの。
↑一幕係止レバーセットを外すには、ネジとEリングを外します。
↑幕リボンガイド板を外したところ。このネジは逆ネジなので注意。
↑幕軸受けを外したところ。
これでシャッターギアとの隙間ができるので、なんとか調整しました。
↑なんとか復元出来たシャッターユニット。
簡単に出来そうで、ここまで来るの相当な日数がかかっています。
幕のテンションは、右側シャッタードラムの下にあるギアで調整します。
↑シャッターの巻き上げは、画面一番手前側にある白いギアを回して前幕と後幕を同時に巻き上げます。
巻き上がった時に一幕系止ユニットが水色の一幕シャッターギアを、上の二幕系止レバーセットが後幕をロックするようにするのですが、これが大変でした。
最後の最後、ボディの巻き上げレバーでの動作確認が上手くいかなかった時は思わず頭を抱えて奇声を発したのは内緒。
続きます。
※本ブログの趣旨は、カメラの安易な分解を推奨するものではありません。
ブログ主のような素人がカメラのレストアを行うにあたっては、高いリスクを伴います。
大切なカメラの修理・点検は、プロにご依頼されることをお奨めいたします。
分解手順はXG-Sの時とさほど変わりません。
手抜きのように思われるかもしれませんが本当です。
↑XG-Sから外したシャッターユニットです。
X-7のものとは微妙に異なりますが、流用できるのは流石です。
改めて確認しますと、シャッター幕はドラムに両面テープか何かで貼られていたようです。
外れたシャッター幕とギアに噛まれたリボン以外に問題点は無さそうでした。
↑手持ちの両面テープをシャッター幕に貼り付けたところです。
この後ドラムに貼り付けて強度を確認しましたが、幕のテンションが掛かる方向に限っては充分な強度があるようでした。
ユニットとしてそれらしくするためには、結局バラして調整する必要がありました。
リボンはギアに噛まれていましたが、致命傷を負ってはいないようで一安心。
↑ソレノイドや接点のあるユニットを外すには、ここの2つのネジを外せばいいはず。
↑と思っていたら、上にもネジがありました。
左下のバネは灰色の樹脂パーツ(制御カム)の上にあったもの。
↑一幕係止レバーセットを外すには、ネジとEリングを外します。
↑幕リボンガイド板を外したところ。このネジは逆ネジなので注意。
↑幕軸受けを外したところ。
これでシャッターギアとの隙間ができるので、なんとか調整しました。
↑なんとか復元出来たシャッターユニット。
簡単に出来そうで、ここまで来るの相当な日数がかかっています。
幕のテンションは、右側シャッタードラムの下にあるギアで調整します。
↑シャッターの巻き上げは、画面一番手前側にある白いギアを回して前幕と後幕を同時に巻き上げます。
巻き上がった時に一幕系止ユニットが水色の一幕シャッターギアを、上の二幕系止レバーセットが後幕をロックするようにするのですが、これが大変でした。
最後の最後、ボディの巻き上げレバーでの動作確認が上手くいかなかった時は思わず頭を抱えて奇声を発したのは内緒。
続きます。
※本ブログの趣旨は、カメラの安易な分解を推奨するものではありません。
ブログ主のような素人がカメラのレストアを行うにあたっては、高いリスクを伴います。
大切なカメラの修理・点検は、プロにご依頼されることをお奨めいたします。
Minolta XG-S レストア編 【其の四】 [カメラ・写真]
【其の参】からの続きです。
↑こちらは、シャッターユニットのドナーとしてほぼ同時に分解を始めたX-7のもの。
4ヶ所のネジを外すと、ごっそりと外せます。
↑外す時に撮影したもの。 再組み立ての時に長ーいチャージレバーに苦労したのは内緒。組順を間違えたなんて言えない。
↑細かいところは省きますが( 画像を残し忘れました……(´・ω・`) )、3カ所のネジを外してミラーボックスから外したシャッターユニット。
シャッター幕がきれいに剥がれてしまっています。
X-7から外したシャッターユニットは思った通り流用することが出来ました。
再組み立てしてXG-Sは無事に戻りました。
……が、後に残ったのはドナーにされバラバラになったX-7。
「……なんだろう? 妙にプレッシャーを感じる……!?」(((n;‘Д‘))ηヒイィィ
そんなこんなで、なし崩し的にシャッターユニットを直しX-7の復旧に微力を尽くすこととしました。
※本ブログの趣旨は、カメラの安易な分解を推奨するものではありません。
ブログ主のような素人がカメラのレストアを行うにあたっては、高いリスクを伴います。
大切なカメラの修理・点検は、プロにご依頼されることをお奨めいたします。
↑こちらは、シャッターユニットのドナーとしてほぼ同時に分解を始めたX-7のもの。
4ヶ所のネジを外すと、ごっそりと外せます。
↑外す時に撮影したもの。 再組み立ての時に長ーいチャージレバーに苦労したのは内緒。組順を間違えたなんて言えない。
↑細かいところは省きますが( 画像を残し忘れました……(´・ω・`) )、3カ所のネジを外してミラーボックスから外したシャッターユニット。
シャッター幕がきれいに剥がれてしまっています。
X-7から外したシャッターユニットは思った通り流用することが出来ました。
再組み立てしてXG-Sは無事に戻りました。
……が、後に残ったのはドナーにされバラバラになったX-7。
「……なんだろう? 妙にプレッシャーを感じる……!?」(((n;‘Д‘))ηヒイィィ
そんなこんなで、なし崩し的にシャッターユニットを直しX-7の復旧に微力を尽くすこととしました。
※本ブログの趣旨は、カメラの安易な分解を推奨するものではありません。
ブログ主のような素人がカメラのレストアを行うにあたっては、高いリスクを伴います。
大切なカメラの修理・点検は、プロにご依頼されることをお奨めいたします。
Minolta XG-S レストア編 【其の参】 [カメラ・写真]
【其の弐】からの続きです。
XG-Sのシャッターユニットを外すために、分解を進めていきます。
↑フレキ基板をボディから外すため、フレキ基板を本体に固定しているネジを外します。
↑こちらはシャッタースピードダイヤルのクリックストッパー(ピンセットでつまんでいる部品)の固定ネジと、オート時のロック解除ボタンの固定ネジ(マイナスネジ)が基板の固定も兼ねています。
シャッターユニットからの配線(シャッターボタン側)も、ハンダ付け位置を記録して外しておきます。
↑プリズムを固定しているバネとネジ止めされている金具も外します。
↑プリズムを外した状態。
↑本体から外したスクリーンと固定金具。そしてそれを支えていた(?)3本のバネ。
スクリーン固定金具の前側と左側にはモルトが貼られていました。組み直すときに、新しいものと貼り替えます。
↑こちらはボトム側のフレキ基板とバッテリーベースプレート。
フレキ基板をボディから外すためには、こちらの配線も何本かハンダゴテを使い外す必要があります。
バッテリーベースプレートを固定しているネジ6本も外します。
まだまだ続きます。
※本ブログの趣旨は、カメラの安易な分解を推奨するものではありません。
ブログ主のような素人がカメラのレストアを行うにあたっては、高いリスクを伴います。
大切なカメラの修理・点検は、プロにご依頼されることをお奨めいたします。
XG-Sのシャッターユニットを外すために、分解を進めていきます。
↑フレキ基板をボディから外すため、フレキ基板を本体に固定しているネジを外します。
↑こちらはシャッタースピードダイヤルのクリックストッパー(ピンセットでつまんでいる部品)の固定ネジと、オート時のロック解除ボタンの固定ネジ(マイナスネジ)が基板の固定も兼ねています。
シャッターユニットからの配線(シャッターボタン側)も、ハンダ付け位置を記録して外しておきます。
↑プリズムを固定しているバネとネジ止めされている金具も外します。
↑プリズムを外した状態。
↑本体から外したスクリーンと固定金具。そしてそれを支えていた(?)3本のバネ。
スクリーン固定金具の前側と左側にはモルトが貼られていました。組み直すときに、新しいものと貼り替えます。
↑こちらはボトム側のフレキ基板とバッテリーベースプレート。
フレキ基板をボディから外すためには、こちらの配線も何本かハンダゴテを使い外す必要があります。
バッテリーベースプレートを固定しているネジ6本も外します。
まだまだ続きます。
※本ブログの趣旨は、カメラの安易な分解を推奨するものではありません。
ブログ主のような素人がカメラのレストアを行うにあたっては、高いリスクを伴います。
大切なカメラの修理・点検は、プロにご依頼されることをお奨めいたします。
Minolta XG-S レストア編 【其の弐】 [カメラ・写真]
【その壱】からの続きです。
まずはシャッター幕が外れているXG-Sを分解します。
↑クリックストップの金属球とバネを無くさないように注意します。
↑外れたシャッター幕が分かるでしょうか?
どうしてこうなったのかなぁ?
ここまでは何の問題も無く進めました。
以前中身を見たXG-Sはホットシューと配線で繋がっていたのですが、これは接点になっていました。
こういう個体もあるのかとちょっとした驚きです。
ちょっとは楽が出来て嬉しかったりもします。
続きます。
※本ブログの趣旨は、カメラの安易な分解を推奨するものではありません。
ブログ主のような素人がカメラのレストアを行うにあたっては、高いリスクを伴います。
大切なカメラの修理・点検は、プロにご依頼されることをお奨めいたします。
まずはシャッター幕が外れているXG-Sを分解します。
↑クリックストップの金属球とバネを無くさないように注意します。
↑外れたシャッター幕が分かるでしょうか?
どうしてこうなったのかなぁ?
ここまでは何の問題も無く進めました。
以前中身を見たXG-Sはホットシューと配線で繋がっていたのですが、これは接点になっていました。
こういう個体もあるのかとちょっとした驚きです。
続きます。
※本ブログの趣旨は、カメラの安易な分解を推奨するものではありません。
ブログ主のような素人がカメラのレストアを行うにあたっては、高いリスクを伴います。
大切なカメラの修理・点検は、プロにご依頼されることをお奨めいたします。
Minolta XG-S レストア編 【其の壱】 [カメラ・写真]
本当に、本当~~に久しぶりにブログの更新です。
一度サボるとなかなか復帰する切っ掛けがつかめないものですね……。|・ω・`)
以前、XG-Sのファインダー清掃の際に海外のサイトからサービスマニュアルを入手しました。
読んでいてその時に思ったのですが、
「XG系やX-7って、部品の流用ができそうだなぁ……。」と。
それから時は流れ、ある日ジャンク巡りで見つけたXG-Sのシルバーは、シャッター幕が外れていました。
そしてX-7のブラックは、シャッター幕に問題は無いのですが、劣化したモルトによるプリズムの腐食がありありと。
ここで、部品の流用ができるかどうか試してみたくなったのです。
「…… ニコイチ、やってみる?」
そんなしょうもない理由で始めてみたXG-Sのレストアですが、なんやかんやとやっているうちに当初とは思わぬ方向に。
ちゃんと二つとも組み直してますのでどうかお許しください。
一度サボるとなかなか復帰する切っ掛けがつかめないものですね……。|・ω・`)
以前、XG-Sのファインダー清掃の際に海外のサイトからサービスマニュアルを入手しました。
読んでいてその時に思ったのですが、
「XG系やX-7って、部品の流用ができそうだなぁ……。」と。
それから時は流れ、ある日ジャンク巡りで見つけたXG-Sのシルバーは、シャッター幕が外れていました。
そしてX-7のブラックは、シャッター幕に問題は無いのですが、劣化したモルトによるプリズムの腐食がありありと。
ここで、部品の流用ができるかどうか試してみたくなったのです。
「…… ニコイチ、やってみる?」
そんなしょうもない理由で始めてみたXG-Sのレストアですが、なんやかんやとやっているうちに当初とは思わぬ方向に。
ちゃんと二つとも組み直してますのでどうかお許しください。
Minolta X-700 レストア編 【其の参】 [カメラ・写真]
【其の弐】からの続きです。
ごそっとシャッターブロックをボディから外す事ができました。
でもまだまだ分解は続きます。
絞り連結リングにはバネが繋がっています。
ネジを2本外して前カバーを外します。
プレビューボタンとレンズロックボタンは無くさないように。
スライド抵抗基板が現れました。
ペンタプリズムを覆っているフレキを外すため、ハンダゴテでボディと繋がっている配線を外していきます。
外す配線が多いので、外す前にどこにハンダ付けされていたか、正しく記録します。
再びハンダ付けするときに間違えてしまうとカメラが再起不能になるかもしれませんので、とにかく記録です。
フレキを外したらプリズムブロックを外します。
赤丸部のネジを外すとプリズムブロックがファインダースクリーンごと外れます。
プリズム部が外れたらいよいよシャッターユニットを分離します。
フロントベースプレート側からネジを外すとシャッターユニットが外せますが、ボトム側のこの配線はハンダゴテで外しておきます。
ちなみに、こちらのネジは珍しく逆ネジでした。
このときはここも外すことになるとは夢にも思わず。
やっとのことで外したシャッターユニット。
赤丸で囲んだギヤは前幕の巻き上げギヤなのですが、これが何故か異様に重いことが分かりました。
重くなった原因は判りませんが、このままではどうしようもありません。
覚悟を決めて、このユニットも分解・再組み立てすることにしました。
ここまで手をいれてしまうと、仮に動くようになったとしても写真がちゃんと撮れるかどうか……。
途中で撮影した1枚。
この時にはもう夢中で記録を撮る事さえ忘れてしまっています。
記録写真の代わりに頼みの綱のサービスマニュアルから。
海外のサイトから入手したこれが無ければ何も出来ませんでした。(´・ω・`)
分解・再組み立てでギヤの異常は解消されましたが、結局原因は不明のまま。
釈然としないままカメラを再組み立てしましたが、配線の再ハンダ付けが……。(´Д⊂ヽ
やっとのことで再組み立てしたX-700。
とりあえず巻き上げてシャッターを切る事は出来ています。
プログラムモード、絞り優先オート、マニュアル、AEロック、セルフタイマーと問題は無さそうなのですが、果たして本当に直ったのか、フィルムを通すのが少し怖いです。(;・∀・)
※本ブログの趣旨は、カメラの安易な分解を推奨するものではありません。
ブログ主のような素人がカメラのレストアを行うにあたっては、高いリスクを伴います。
大切なカメラの修理・点検は、プロにご依頼されることをお奨めいたします。
ごそっとシャッターブロックをボディから外す事ができました。
でもまだまだ分解は続きます。
絞り連結リングにはバネが繋がっています。
ネジを2本外して前カバーを外します。
プレビューボタンとレンズロックボタンは無くさないように。
スライド抵抗基板が現れました。
ペンタプリズムを覆っているフレキを外すため、ハンダゴテでボディと繋がっている配線を外していきます。
外す配線が多いので、外す前にどこにハンダ付けされていたか、正しく記録します。
再びハンダ付けするときに間違えてしまうとカメラが再起不能になるかもしれませんので、とにかく記録です。
フレキを外したらプリズムブロックを外します。
赤丸部のネジを外すとプリズムブロックがファインダースクリーンごと外れます。
プリズム部が外れたらいよいよシャッターユニットを分離します。
フロントベースプレート側からネジを外すとシャッターユニットが外せますが、ボトム側のこの配線はハンダゴテで外しておきます。
ちなみに、こちらのネジは珍しく逆ネジでした。
このときはここも外すことになるとは夢にも思わず。
やっとのことで外したシャッターユニット。
赤丸で囲んだギヤは前幕の巻き上げギヤなのですが、これが何故か異様に重いことが分かりました。
重くなった原因は判りませんが、このままではどうしようもありません。
覚悟を決めて、このユニットも分解・再組み立てすることにしました。
ここまで手をいれてしまうと、仮に動くようになったとしても写真がちゃんと撮れるかどうか……。
途中で撮影した1枚。
この時にはもう夢中で記録を撮る事さえ忘れてしまっています。
記録写真の代わりに頼みの綱のサービスマニュアルから。
海外のサイトから入手したこれが無ければ何も出来ませんでした。(´・ω・`)
分解・再組み立てでギヤの異常は解消されましたが、結局原因は不明のまま。
釈然としないままカメラを再組み立てしましたが、配線の再ハンダ付けが……。(´Д⊂ヽ
やっとのことで再組み立てしたX-700。
とりあえず巻き上げてシャッターを切る事は出来ています。
プログラムモード、絞り優先オート、マニュアル、AEロック、セルフタイマーと問題は無さそうなのですが、果たして本当に直ったのか、フィルムを通すのが少し怖いです。(;・∀・)
※本ブログの趣旨は、カメラの安易な分解を推奨するものではありません。
ブログ主のような素人がカメラのレストアを行うにあたっては、高いリスクを伴います。
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Minolta X-700 レストア編 【其の弐】 [カメラ・写真]
【其の壱】からの続きです。
原因が分からないながらも、シャッターユニットのメカ的部分に異常があると予想はしています。
しかしながら、そこまでたどり着くのは容易なことでは無いようです。
革を剥がし、フロント部サイドカバーとボトムカバーを外しました。
画像右側のサイドカバーは、ストラップの吊り環を外す必要があります。
ボトムカバー内部には、剛性を確保する為なのでしょうか金属製のバッテリーベースプレートが固定されています。
ネジを外してプレートを持ち上げてみると、バネがチャージレバーに取り付けられていました。
プレートとボトム部の基板がつながっていることもこのとき確認しました。
ボトム側の基板にも配線がこんなに……。(;´Д`)
画像の赤丸部分は基板を固定するネジがありました。
配線の半田付け位置を記録してからハンダゴテで配線を外し、バッテリーベースプレートを外しました。
プレートを外してから、配線をボディから剥がします。
ファインダー接眼部を外してから
シャッターブロックとボディを外す準備にかかります。
フレキとボディを固定しているネジを外す・緩めるなどします。
フロント側のネジ・4本を外してから、ボトム側のチャージレバーに注意してシャッターブロックを外します。
ボディから分離したシャッターブロック。
画像はバヨネット座板まで外してしまっています。
続きます。
※本ブログの趣旨は、カメラの安易な分解を推奨するものではありません。
ブログ主のような素人がカメラのレストアを行うにあたっては、高いリスクを伴います。
大切なカメラの修理・点検は、プロにご依頼されることをお奨めいたします。
原因が分からないながらも、シャッターユニットのメカ的部分に異常があると予想はしています。
しかしながら、そこまでたどり着くのは容易なことでは無いようです。
革を剥がし、フロント部サイドカバーとボトムカバーを外しました。
画像右側のサイドカバーは、ストラップの吊り環を外す必要があります。
ボトムカバー内部には、剛性を確保する為なのでしょうか金属製のバッテリーベースプレートが固定されています。
ネジを外してプレートを持ち上げてみると、バネがチャージレバーに取り付けられていました。
プレートとボトム部の基板がつながっていることもこのとき確認しました。
ボトム側の基板にも配線がこんなに……。(;´Д`)
画像の赤丸部分は基板を固定するネジがありました。
配線の半田付け位置を記録してからハンダゴテで配線を外し、バッテリーベースプレートを外しました。
プレートを外してから、配線をボディから剥がします。
ファインダー接眼部を外してから
シャッターブロックとボディを外す準備にかかります。
フレキとボディを固定しているネジを外す・緩めるなどします。
フロント側のネジ・4本を外してから、ボトム側のチャージレバーに注意してシャッターブロックを外します。
ボディから分離したシャッターブロック。
画像はバヨネット座板まで外してしまっています。
続きます。
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大切なカメラの修理・点検は、プロにご依頼されることをお奨めいたします。
Minolta X-700 レストア編 【其の壱】 [カメラ・写真]
巻き上げが重くなり、シャッターを押すとミラーアップしたままシャッター幕が走らなくなってしまったX-700。
とにかく原因が判らなければ直しようがありません。
自分の手に余るかもしれませんが、分解を開始します。
まずは巻き戻しクランク側から分解を開始します。
巻き戻しクランクはネジ止めされています。……これまでとは違う……。(´・ω・`)
X系は部品が多いなぁ。
フィルム感度ダイヤルを外したら、次は巻き上げレバーを外します。
バネが使われていました。
続いてシャッタースピードダイヤル、シャッターボタンを外します。
「MINOLTA」ロゴの入ったパネルを外します。
ファインダー部のネジ2本、巻き戻しクランク側のネジ1本を外します。
トップカバーを持ち上げるとフレキ基板が現れますが、ホットシューの配線がはんだ付けされています。
はんだ付けされている場所をしっかりと記録してからハンダゴテで配線を外します。
フィルム感度ダイヤル側にはスライド抵抗の接点部品があるので、損傷させないように注意しながら外します。
まだまだ続きます。
※本ブログの趣旨は、カメラの安易な分解を推奨するものではありません。
ブログ主のような素人がカメラのレストアを行うにあたっては、高いリスクを伴います。
大切なカメラの修理・点検は、プロにご依頼されることをお奨めいたします。
とにかく原因が判らなければ直しようがありません。
自分の手に余るかもしれませんが、分解を開始します。
まずは巻き戻しクランク側から分解を開始します。
巻き戻しクランクはネジ止めされています。……これまでとは違う……。(´・ω・`)
X系は部品が多いなぁ。
フィルム感度ダイヤルを外したら、次は巻き上げレバーを外します。
バネが使われていました。
続いてシャッタースピードダイヤル、シャッターボタンを外します。
「MINOLTA」ロゴの入ったパネルを外します。
ファインダー部のネジ2本、巻き戻しクランク側のネジ1本を外します。
トップカバーを持ち上げるとフレキ基板が現れますが、ホットシューの配線がはんだ付けされています。
はんだ付けされている場所をしっかりと記録してからハンダゴテで配線を外します。
フィルム感度ダイヤル側にはスライド抵抗の接点部品があるので、損傷させないように注意しながら外します。
まだまだ続きます。
※本ブログの趣旨は、カメラの安易な分解を推奨するものではありません。
ブログ主のような素人がカメラのレストアを行うにあたっては、高いリスクを伴います。
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minolta X-700 [カメラ・写真]
久しぶりにブログをアップします。
長いことハマっておりました。
ハマっていたminolta X-700です。
とあるハードオフで、ジャンクとしてショーケースの中に鎮座しておりました。
見た目はとても綺麗なうえ、AEロックが出来るタイプです。
店員さんに取り出してもらって見てみますと、保存環境が良かったのかモルトの状態も悪くありません。
これは良品に違いないと確信して連れて帰りました。
家で電池を入れてみると、なかなかに快調です。
「これは大当たりだ!」と大喜びしていたのですが……。
フィルムを入れて撮影を開始してみると、ほんの数枚撮影しただけで、ミラーがアップしたままとなってしまいました。
フィルムを取り出して確認してみると、シャッター幕が途中で止まってしまっていました。
手でシャッター幕を送ってやるとミラーは戻りましたが、今度は巻き上げが異様に重くなってしまいました。
シャッターボタンを押してもミラーアップしたままでシャッター幕が走りません。
「ナンテコッタィ!」。゚(゚´Д`゚)゚。 と頭を抱えてしまいました。
海外のサイトからサービスマニュアルをダウンロードしてみましたが、なかなかにX-700を開けるのはしんどそうです。
かなり長いこと悩み続けましたが、意を決してとりあえず開けてみることにしました。
ポツポツと記録をアップしていこうと思います。
長いことハマっておりました。
ハマっていたminolta X-700です。
とあるハードオフで、ジャンクとしてショーケースの中に鎮座しておりました。
見た目はとても綺麗なうえ、AEロックが出来るタイプです。
店員さんに取り出してもらって見てみますと、保存環境が良かったのかモルトの状態も悪くありません。
これは良品に違いないと確信して連れて帰りました。
家で電池を入れてみると、なかなかに快調です。
「これは大当たりだ!」と大喜びしていたのですが……。
フィルムを入れて撮影を開始してみると、ほんの数枚撮影しただけで、ミラーがアップしたままとなってしまいました。
フィルムを取り出して確認してみると、シャッター幕が途中で止まってしまっていました。
手でシャッター幕を送ってやるとミラーは戻りましたが、今度は巻き上げが異様に重くなってしまいました。
シャッターボタンを押してもミラーアップしたままでシャッター幕が走りません。
「ナンテコッタィ!」。゚(゚´Д`゚)゚。 と頭を抱えてしまいました。
海外のサイトからサービスマニュアルをダウンロードしてみましたが、なかなかにX-700を開けるのはしんどそうです。
かなり長いこと悩み続けましたが、意を決してとりあえず開けてみることにしました。
ポツポツと記録をアップしていこうと思います。