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Minolta XE レストア編 【其の2】 [カメラ・写真]

Minolta XE レストア編 【其の1】の続きです。

スライド抵抗の清掃では、まだ復活したとは言えないようです。 先人達に深く感謝しつつネットでレストア情報を確認してみますと、どうやらボディ内部、ミラーボックスのシャッタースピードダイアル側にある接点の接触部が良くないようです。
このまま、オートは無いものとして使おうかとも思いましたが、意を決して取り組んでみることにします。

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スイッチレバーをカニ目で外します。
スイッチの動きもシブかったので、カバーを開けたらスイッチ部に注油することにします。

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続いてフィルム巻き上げレバーを外します。
多重露光機能の為なのでしょうか、部品が多いのに驚かされます。
部品を外すごとに記録画像を残しましたが、多すぎるので順番に並べてみました。

2013_03_05-003.jpg

多重露光レバーの裏側にはモルトが貼り付けてありました。
ボロボロでしたので、組み立てのときにそれらしくモルトをカットして貼り付けました。

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シャッタースピードダイアルは、ダイアル側面にあるイモネジ(3カ所)を緩めて外します。

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ファインダーシャッターのレバーは、革をはがすとネジが現れるので外すことができます。

2013_03_05-004.jpg

ネジを外してminoltaロゴのカバーとペンタカバーをはずすと、基板が現れます。

2013_03_05-005.jpg

配線の長さには余裕があるので、基板を固定しているネジ(2本)を外すと基板を浮かせることができます。
ペンタプリズムを固定している金具も、ネジ(2本)で固定されています。

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ネジを外して金具を外すと、プリズムを取り出すことができます。

2013_03_05-010.jpg

取り出したプリズム。 劣化したモルトが貼り付いています。 このプリズムは手遅れでしたので、無水アルコールで拭き取ってしまいました。

2013_03_05-009.jpg

これがプリズムを腐食させたモルトです。丁寧に剥がして新しいモルトを貼り直しました。

続く……かな?

※本ブログの趣旨は、カメラの安易な分解を推奨するものではありません。
 ブログ主のような素人がカメラのレストアを行うにあたっては、高いリスクを伴います。
 大切なカメラの修理・点検は、プロにご依頼されることをお奨めいたします。

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コメント 2

harada

こんばんは。
 先日、XEをいただきました。多重露光機能が解除できなかったので、分解しようと思い、こちらの記事を拝見し助かりました。ありがとうございます。

 プリズムもヒドイ状態ですので、まもなく取り外しを考えております。

 いつもはOMカメラを使っているので、XEの大きさと重さにはびっくりでしたが、だんだんその存在感に「手ごたえ」みたいなものを感じております。
by harada (2014-06-04 23:49) 

すけぞう

harada様

コメントを頂きましてありがとうございます。
お役に立てましたこと、嬉しく思います。

OMもとても素敵なカメラですね。
大きく重い一眼レフの在り方を変えたカメラと伺っております。

ミノルタのSRやXEのような手にズシリとくる感触も妙に嬉しいのですが、スマートに持ち出せるカメラもやはり魅力的です。

by すけぞう (2014-06-07 23:10) 

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